トライポットベットをクラフト

#ブッシュクラフトでベット(トライポットベット)を作る

この記事では、地面に直接寝たくないブッシュクラフターのために簡易ベットの作り方を紹介します。

相変わらず勝手に名称をつけていますが、名前がないと説明しにくいので勘弁してください。

制作時間としては、作るだけなら1時間もかからないのですが、素材集めにとにかく時間がかかります、環境が良ければ1時間もあれば必要な分は集められるかと思います。

ちなみに、この作り、構造には元ネタがありますのでそちらの方は、ブログ記事の方で紹介したいと思います。

ベット作に必要な道具

ベット作りに必要となる道具を紹介します、このベットでは特に特殊な道具は必要がないので作りやすいと思います。

ノコギリ

今回のベット作りは木を切る事が多いのでノコギリは必須となります、手に馴染んだ湾曲刃の疲れにくいノコギリがお勧めです。

ロープ

今回はあまり使いませんが、使い切りで使うので使い捨てができるロープがお勧めです、太さは3ミリ程度のもので大丈夫です。

ナイフ

溝を作るのでナイフが必要です、溝をつくらなくても作れはしますが、安定感を上げるために溝を作った方が良いです。

道具に関してもう少し詳しく知りたいかたはこちらのページを確認してください。

ベットクラフトに必要なパーツ

トライポット✖️2

トライポットベット作りを素材として説明するより、パーツを説明した方が分かりやすいので、今回はパーツでの説明とし、次いでに組み立てまで説明します。

トライポットを二組作る必要があるので、自分の身長より15センチほど高い木で、ある程度の太さ、自分の拳程度の太さがあると安心感が出ます、その木を計6本用意します、枯れ木や落ちている木を使う場合には、太い木に木材をたたきつけても折れないかを試してから使用してください。

6本用意できたらトライポットを2組作ります。

井型フレーム

僕のクラフトでは、たまに作るフレームです、今回はベットのフレームなので、メインフレームの長い縦の2本は頑丈ではあるがシナリがある木を選びます、今回の場合は自分の拳台の太さの木をノコで切り使用しています、この太さの木となると、生えている場合、5〜7メートルの長さになるので、切り倒す場合は十分に注意してください。

ある程度のシナリがないと折れやすくなるための生えている木を選定しました。

通常のキャンプ場や、許可を取れていない場所では木の伐採は行わないでください。

ベットの横幅は、少し広く使いたかったので、通常のコットの2倍くらい幅をとっています。

横に設置している木(サブフレーム)は、メインのフレームが横に広がらないように固定するためのモノで、メインフレームとの設置面にはミゾを作りはめ込んだ後に、ロープで縛っています。

このサブフレームは、強度だけ欲しいので、他のフレームよりも太めの木を使っています。

最初は、ロープなしで組むだけで固定できるかと思っていましたが、トライポットに組んだ際に、上からの重量に耐えられなく外れてしまう事が確認できたのでロープで補強しています、メインのフレームにもミゾを作ればもう少しガッチリ固定されるかもしれませんが、メインフレームの強度を考えミゾはほっていません。

ちなみにメインフレーム(縦の木)2本に縛っているロープは、組み立て時に2本の幅が変わらないように縛っていますが、補強にも使えそうだったのでそのままにしています。

ベットの組み立て

組み立て方は、上図のように井型フレームを先に作ったトライポットで固定するだけです。

先に片側を固定してから反対側も同じように固定します、フレームが出来るだけ水平になるようにトライポットの角度を調整してください。

この通り作りはとても簡単なんですよね、大事な点は、フレームに使う木はしっかりした木を選ぶ事が一番重要なポイントとなります。この状態で一度、サブフレームに座ってみて、強度や重さが掛かった際にきちんと固定されるかを確認しておいてください。

ここまで作ればあとは何をするのかは想像できると思います。

ベットの板代わりになる木を揃えるのが時間がかかり大変でした、一本一本強度を確認しながら選ぶ必要があるので数を揃えるのが今回のクラフトで一番苦労したポイントでした。

基本的にはこれで、完成にはなりますが、この状態では、寝るには少し心もとないですよね、

そんな時には、二組のトライポットの上を使い、ロープを張り、そのロープを使いタープを張る事でコットテントのように使うことができます、

①パラコードを張ります

②コードを使いタープを張りペグダウンをする

タープを張ることで、雨をしのぐことができ、目隠しにもなりま、これで安心して熟睡ができそうですね。

このベットは結構場所をとりますし、井型フレームを使えばもっと簡単に作ることは出来るかと思います、(井型フレームを直接地面に置く方法)しかしトライポットを作る事で、タープを張りやすくなり、地面から距離を取る事が出来るのが利点です。

1日2日くらいなら地べたにグンランドシートを貼り、マット➕寝袋のタープ泊で良いとは思いますが、ブッシュクラフターとしてはベットの一つ二つ作る知識は持っておきたいので今回作り方を紹介しました。

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投稿者プロフィール

gurimuz@
北海道出身のおっさんです。道央ブッシュクラフト協会代表ブッシュクラフト歴6年、アウトドアライター
WordPress等を使ってのサイト制作、写真撮影、動画撮影、編集などしています。

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