【ドラマ拝聴の感想】邪神の天秤 公安分析班(アマゾンプライムビデオ)

僕は基本的には人様が時間、お金、情熱をかけて作った作品に対してはあまり、悪口は言わない用にしているが、この作品は基本的に面白い作品であるので、悪口を書くというより、一視聴者として、どう受け取れば良いのか判断が難しかったので整理がてら記事を書く事にした。
原作は、麻見 和史 著の邪神の天秤 警視庁公安分析班です。
作品の副題は合っているの?
まず先に一点、題名に「公安分析班」と入っているが基本分析はしない、作品内では、主人公をはじめ公安の同僚も分析はせずに、公安として捜査を行なっている、分析らしい行為としては元刑事部の主人公が持ち込んだ「筋読み」がギリ分析の範囲ではないか
これはどういう事だ?当時の流行りで分析班と入れたのか?これは正直要らなかったと思う。
ストーリーはなかなか楽しくて、話の流れも良く、少し人情を出しすぎの点は蛇足な気はしたが、主人公の相棒件監視役の氷室絡みで人情演出を出しすぎ、必要性はあるとは思うけど、こすり過ぎに感じた。
とはいえ、基本良い作品なのは間違いない、まだ見ていなくて観れる環境にいる人は観て欲しい。
分析班と入れるのは、著者の麻見さん公安分析班と対になっている作品の警視庁殺人分析班と合わせる必要が合ったためかも‥
邪神の天秤のどこが面白かったのか
この作品、最初の事件として政治家の殺人から始まる、その殺されかたがエジブト神話を模した形で天秤に羽と被害者の心臓を乗せバランスの取れた状態にしてき、殺人の遺留品として、石板にヒエログリフでメッセージを書き裏にはエジブトの幻獣であるアメミトが描かれている
日本の作品としては、エジプト神話をネタにしている点が珍しく、ビジュアル的にもインパクトがあるので、1話目で引き込まれる用に出来ている。
登場人物も個性は抑え気味(公安だからね)だけど、抑えつつもキャラクター性を出しているので逆に、リアリティが出ている気がする、主人公は訳あって(目的があって)公安に入ってきた人物で序盤は、公安組織に対して捜査の方法や情報を秘匿する体質などを見せて視聴者に対して公安に不信感を与える演出がされている気がする。
視聴者は基本、主人公視点でドラマを見るので、視聴者に対してミスリードを狙っているのかな、まぁストーリーが進むにつれてこの不信感は徐々に溶けていく訳で、ストーリーの確信にも迫っていく。
22年の作品なので今更ネタバレとかは大丈夫かと思うが、あまりストーリーには踏み込まずに話を進めます。
真犯人に辿り着くまでに、結構無茶をしながら実行犯や真犯人に繋がる人物を逮捕していき捜査の流れで(分析はしていない)真犯人に辿り着く、そこからまた一と騒動がある訳だけど、そこは実際にドラマか小説を観て欲しい、ストーリーや展開は良く練られていて、サスペンスとしても推理ものとしても楽しめます。
このドラマどう観れば良いの
さて、ストーリーは面白い、演者もクオリティーが高く、絵作りも良い、キチンとグレーディングまでしている、しかし、何故かこの作品を見ていると、所処で僕(視聴者)を笑わせてくる。
シリアスな場面であったり、状況を説明するシーンだったり笑かすシーンは特に決まっていない。
尾行のシーンなどは、公安らしいチームを組んでの尾行を見せてくれる、リアリティが合ってこういうシーンは好き
だけど、この世界の公安の人ってやたらと単眼望遠鏡を使用する、

小型で携帯性が高くて使い勝手が良いのはわかるが、やたらと使用するシーンが多く、シーンが多いので単眼を構えるポーズが徐々にギャクのように見えてくるのだ。
普通、肉眼で確認後に単眼を使うを思うのだけど、この人達はいきなり単眼を出して見はじめるのでとても違和感を感じます!
その違和感を感じる動きを何度も何度も被せてくるのでギャグのように見えてしまう。
ドラマの2話、3話で、カルト教団の施設を公安が監視しているのだけど、所構わず単眼望遠鏡で覗くのだ

場所的には最悪バードウオッチングの人っぽくはなるが、僕は知っている。
このサイズの単眼望遠鏡って望遠倍率が低くて遠くを見るには機能が足りないのだ、バードウオッチングなどにはあまり適していないんだよね
上の画像のように、ここまで近い人を覗く位が丁度良い、でも、この距離で監視対象の組織の人に対して単眼望遠鏡で覗くのはギャグではないか?
さらに下の図の二人も公安の監視中の人だ

この二人、どこで監視しているかわかるかな?
なんと、教団施設の正面で、正面の道を隔た3mほど高い場所にある森である、正面玄関からの距離は目測だけど10メール以内である。
それっぽいカモフラージュはしているけどはっきりいってバレバレの監視である。
せめてギリースーツを着てキチンと偽装していてくれないと監視対象の人物と目が合ってしまうのではないか?せめて草木の中に身を潜めて顔やビデオカメラに蚊とか虫がついているカットをいれて監視の過酷さや我慢強さをみせてくれないと見ている僕が笑ってしまう、コントのような監視である。
とはいえストーリー的にはとてもシリアスなのだよ、シリアスの中でこの絵なのでシュール系のコントを見ているような錯覚さえ覚えてしまい、視聴の感情をどうしたいのか測りかねる
公安=監視ってイメージをみせたいのは分かるがシュールギャグにしてはイケナイと思うのよ
wow wowのドラマだろうから、予算は地上波ドラマよりあると思うのだけど、もう少し小物にお金を掛けても良かったんじゃないか?
シュールギャグに見えるくらいなら、このシーンはもっと短くするか逆にそこじゃ見えないだろうくらいの距離からの監視している風景を見せた方が、マシじゃなかったのかと考えてしまう。
基本演出も演技も良いのに何で?違和感からのシュールギャグへのこの流れ、真面目にやっているぶん、刃牙シリーズの真面目なシーンなのにギャグに見えるのと同じ効果が出ている気がする
他の話では、郊外の廃墟に入る監視対象の後を追い、廃墟に入っていき、ミイラ化した遺体を発見するシーンがあるのだけど、主人公と相棒の二人が廃墟に入り、物音がするたんびに拳銃を構えて音の方向を向くって流れがしつこいほど描かれる、当然演出として、振り向く時に効果音を入れている、効果音付きで同じ行動をなんども見せられると、これもギャグになってしまう。
尺が足りなかったのか、緊張の度合いを高めたかったのか演出意図は不明だけど、やり過ぎはシュールギャグに昇華してしまうので勘弁願いたい、当然僕は笑いながら見る羽目になったよ
映像を見ないで音だけ聞いていると、とてもシリアスに作品は進んでいくのだけど、動画を見ながらだと、これは狙ったギャグなのか、副産物なのか、どういう感情で見ればいいのか分からなくなってしまう事が多々あったのだ。
邪神の天秤の感想まとめ
最後に弁解しておくが、作品は良い作品なんですよ、最後までキチンと楽しんで見れました。
続編があるなら僕は見るでしょう、だけど、シリアス作品の中にシュールギャグに見えるカットやシーンを入れるのはどうなんだろう?
ちょっと癖になってしまう
もしかしたら笑って見てしまうのは僕だけなのだろうか?
この作品を見た人がいたら一度聞いてみたいな…
※この記事とは関係のない話ですが、最近メインのブッシュクラフトの記事を全然書いてないね
今はシーズンが始まってベースの整理に力を入れているからクラフト系の記事が全く作れてないのもありますが、冬までには最低でも3記事は作りますので、興味のある人はもう少し待っててください。
投稿者プロフィール

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北海道出身のおっさんです。
道央ブッシュクラフト協会 代表として、7年にわたりブッシュクラフトの魅力や楽しさを伝えています。アウトドアライターとしても、実体験をもとに自然と向き合う暮らしや考え方を発信中。
Web制作では、WordPressを使ったサイト構築をはじめ、写真撮影・動画制作・編集まで幅広く対応。
「伝えたいことを、伝わるかたちに。」をモットーに、自然や地域に寄り添った表現づくりをお手伝いしています。
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