Makeで面倒な手作業を自動化してみようぜ

Makeの話の前に、アウトドアシーズンに入ったと言うのに僕はと言えば、なかなかブッシュクラフト系の記事を作れない日々、
ブッシュクラフトベースの草刈りくらいしかまだ出来ておらず、やりたい事はあるのだが、ちょいちょい思いつくアイデアに時間を取られなかなか本筋まで辿り着けないでいる
まぁプライベートはこんな感じで今回は仕事の方でMakeを使った自動化システムを構築するために、3日ほど時間を使ったのでその事を記事にでもしようかと思う。
Makeとは
Make.com (旧Integromat)は、プログラミングの知識がなくても、様々なWebサービスやアプリを連携させて、業務を自動化できるノーコードツールです。ドラッグ&ドロップの直感的な操作で、複雑なワークフローを構築できます。
とのこと、使い方を覚えると色々と作業を時短することが出来るし今まで僕でしか出来なかった事を他の人に任せる事が出来るのだ
この説明だけだと何がなんだかわからない人もいるだろうから、簡単に説明をしてみる
例えば、顧客に対して、アンケートを行うとする、アンケートにはフォームを使う、そのアンケート結果の一部の質問の答えによってA・B別々のグーグルスプレットシートに振り分けて名前を記載をしないといけない場合、アンケート結果を手動で分別しながらデータをスプレットシートに入れていくとなると結構な労力が必要だ、
そこでスプレットシートに書き込むまでを自動化し、一切の手間を省くためにmakeを使うのだ、
これなら、顧客にフォームのURLを送るだけで自動にデータを振り分けて記載までしてくれるので、メールの送信だけで作業が終わる
Makeで躓いた事
makeや連携するアプリを使用するのは今回初めてで、一度も使った事もないアプリを使うにあたり、わからないことが多すぎで大変だった、そのため
使い方をchatGPTに聞きながら連携のアプリからmakeまで調べながら行ったが、ある程度やることが決まっている連携用のアプリの質問に関しては精度の高い答えを返してくれるので良かったんだけど
連携の仕方がアプリの数だけあるmakeへの質問に関しては、とても精度の低い答えが返ってきて、騙されまくった、僕がやりたい事の説明がネット上に記事として存在していないのだろう
試行錯誤をしつつ、ネットでも調べ、なんとかシンプルな連携はできるようになったが、今回のクライアントから依頼想定はもう少し複雑なことが必要になりそうだったので、もう少し深く調べ、makeのシナリオを作れるようにしたかった。
僕はプログラムが組める人間ではないので、あまりプログラム思考の考えができなく本当に苦労したため、備長録がてらこの記事を書く事にしたのだ
makeでのルーターを使った条件分岐
ルーターを使った条件分岐の仕方が分からなすぎて泣いた、分岐条件は質問で「男性」か「女性」かの答えによって次のアプリchatGPTにデータを送る際にGPT(男用)GPT(女用)へ振り分ける仕組みを作りたかった
やり方がよく分からなかったのでひとまずchatGPTに聞き、分岐条件、分岐に使った質問「性別を教えてください」を2択のチェックボックスや、ドロップダウン形式の選択に変更しながら試し見るが・・・

GPTさんが色々答えてくれ、あともう少しで出来ますね!
とか、返答を返してくるが、全然うまく行かない、何をしてもうまく行かない、繰り返す事5時間以上、もうね、タイムリープ物で抗えない死をなんとか回避しよう踠きまくってるような感じですよ
結果から言えば、このやり方は大間違いだった、選択肢質問の答えを使って分岐を設定するのは間違いだったのだ、
綺麗に分岐させるための解決方法
分岐のキーを選択系のドロップダウン選択やラジオボタン、チェックボックスなどにするのが間違いのようで、フォームから出力される情報に男女どっちを選んでもデータとしては男女どっちのデータも送るみたいで、分岐のキーとしてはとても使いにくい、もしかしたら僕がわからないだけかもしれないが、どうしても出来なかったので、
考え方自体を変える必要があった、
ではどうしたのか?
それは簡単、灯台下暗しって感じで、分岐先の質問をキーにしてしまうのだ。
プログラマーの人なら、すぐに思いつく事なんだろうけど、僕のオツムではこの案が出てくるまでに2日は要した
でも男女の質問の後に男性用質問、女性用質問を表示させてしまうと意味がないので男性を選んだ人には男性用の質問だけ表示させ、女性を選んだ人には女性用の質問だけ表示させる必要がある
これは、tallyを使えばまぁまぁ簡単に(初めて使ったので結構大変だった)設定が出来る
設定方法は下図のような感じだ
男性を選択した人への次の質問

女性を選択した人への次の質問

この設定で、次の質問の表示、非表示ができる。
これで準備が来たので次はMAkeでの分岐設定だ
Makeでルーターを使った分岐設定
今回は、分岐先をchatGPTではなくて、Googleスプレットシートに男性回答用と女性回答用を用意して分岐させる
makeの細かい設定はもっと詳しい人の記事を参考してくださいね、今回は僕がやって上手く行った設定です。
まず大前提として、フォームには設問を4つ入れています
- 1性別
- 2メールアドレス記載
- 3男性用質問
- 4女性用質問
ルーターの設定は下図の通り

conditionに質問の答えを入れて、その枠の下に条件を入れる、「Exists」今回は、質問3の答えがあれば「通す」設定
この条件の種類はたくさんあり、文字、数値など用意されている。
女性を選んだ人には、この3の質問が表示されないので答えを書けないから、答えは絶対に入らない訳だ
次は女性の設定

男性と同じ設定だが、conditionの数字が4になっている事がわかると思う
男性ルートで説明したが、質問4の答えがある場合だけ「通す」設定にしているのだ。
あとはそれぞれ、グーグルスプレットシートに繋げるだけだ


こっちの設定は特に説明はしないが、設定した画像を見て貰えばわかると思う
Makeってどうなん?
今回、初めて触ってみたけど、これはアイデア次第でいろんな事が出来るって事がわかった、しかし、いろんなシステムを繋げるって事でそれぞれのサービスで課金しないと使えない機能があるので、その機能を使わないといけない場合、
それぞれに課金する必要があるのだ、例えば機能ではないが、chatGPTを使おうとすると普通のGPTでは使えない
通常のchatGPTに課金してプロ版にしていたとしても、MakeでしようするのはGPTのAPIなので別途APIに課金する必要がある、料金はちょっと複雑で1000トークンでいくらって感じでさらに使用するバージョンでも料金が違う
って事で仕事で使う場合では、必要な分だけ課金してしまえば良いが個人がプライベートで使う場合には少しハードルが高いですよね。
個人的には積極的に使用したいと思うが万人にはお勧めはしないかな、なんせ覚えるの大変だからねw
投稿者プロフィール

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北海道出身のおっさんです。
道央ブッシュクラフト協会 代表として、7年にわたりブッシュクラフトの魅力や楽しさを伝えています。アウトドアライターとしても、実体験をもとに自然と向き合う暮らしや考え方を発信中。
Web制作では、WordPressを使ったサイト構築をはじめ、写真撮影・動画制作・編集まで幅広く対応。
「伝えたいことを、伝わるかたちに。」をモットーに、自然や地域に寄り添った表現づくりをお手伝いしています。
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