※2025年10月21日リライト
こんにちは、当サイト管理人のドイです。
普段はブッシュクラフトやアウトドアを楽しみながら、その記録を写真と記事にまとめています。
例年なら10月末あたりで「キャンプ納め」になるのですが、今年はそのタイミングを逃してしまい、「あぁ、今年は終わったな」と思っていたところ…。
友人が「新しく買ったテント試したいんだよね」と言い出し、気づけば僕は11月の北海道に向けてキャンプ装備を準備していました。
急な話だったので、泊まりは僕と友人の2人。翌日はデイキャン参加組が合流する流れに。
11月の北海道。最高気温は10度に届くかどうか、最低気温は郊外で-1度。
「まぁストーブ入れるし大丈夫っしょ」と、油断が始まりです。
装備はそれなりに万全にしたつもりでした。
ヒートテック+厚手インナー+フリース、下は裏起毛モモヒキ+冬用ズボン、上着はエア入りジャケット。さらに夜は難燃ポンチョも用意。
これで「寒さよ来い」と構える僕。
しかし、テント設営や薪作りをしているうちに汗だくに…。
ジャケットが湿ったまま乾かず、冷えがじんわりと襲ってくる不快感。
「これ…次回は登山のレイヤリング基本にすべきでは?」と、すでに反省モードです。
初日は二人で泊まる予定が、友人が22時からシシャモ漁に出撃することになり、僕は広いテントにおっさん一人の孤独キャンプへ。
しかし孤独よりも寒さよりも、問題は「中華製寝袋」でした。
2年前、Amazonで「限界温度-25℃!快適-5℃!」という心強いスペックと狼のロゴに惹かれて購入。
秋のキャンプで少し足が冷えた程度だったので「まぁ大丈夫でしょ」と思っていたのが甘かった…。
今回もテント内にはストーブが焚かれ、推定室温17〜20度。
「これなら半袖でもいけるくらいじゃない?」と余裕で寝袋イン。…30分後、まったく暖まる気配なし。
「え、狼…?僕の体温、拒否してる…?」と若干裏切られた気持ちに。
そこでポンチョを足に突っ込む→上着を膨らませて羽毛っぽくする→空気を逃がさぬよう寝袋を密閉→しばらくじっと耐える。
上半身は少し温まるも、下半身が氷のまま。
さらにストーブの匂いが気になり、「もしかしてこれ、一酸化炭素でやられたら…」とか考え始めて寝づらさ倍増。
精神的にも冷える。
そこで小窓の方を向くことで匂いが気にならなくなり、じわじわと暖まってきたところで、ようやく眠りに成功。
寝付くまでに1時間半。寝袋との戦い、ほぼ修行でした。
翌朝7時、奇跡的にグッスリ眠れた僕。
そこへシシャモ漁から帰還した友人が登場。けっこう獲れたようで、今日来るメンバーの一人がシシャモ好きということで、その場で半日干しを作成。
昼前にけいちゃんと合流し、キャンプ場を散策しながら「昨夜マジで寒かった」話で盛り上がる。
その後、妹夫婦も到着し、焚き火を囲んで食べるシシャモと昼ごはんが、なぜかやたら美味しい。
「昨日の寒さも、この楽しい時間の前フリだったと思えば悪くない…いや、やっぱり寒かったけど。」
そんな気持ちになりました。
今回のキャンプは、防寒対策の甘さと寝袋の重要性を痛感させられた時間でした。
結果、狼寝袋は「春〜秋用」に降格し、後日ちゃんとした冬用寝袋としてモンベルを購入。
次こそは温かく笑って眠りたい。
もしこの記事を読んで「冬キャンしてみようかな」と思っている方がいたら、お願いします。
寝袋だけはケチらないでください。僕のように寒くて人生を見つめ直す夜を過ごさないために…。
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