映画撮影に使うレンズは、超ワイドレンズからワイドレンズ、スタンダードレンズ、望遠レンズとミリ数で言えば、18mmから200mm〜など幅広くあります。
撮影する時にどのレンズで撮るか結構悩みますよね、
それぞれ特徴があり、当然撮れる画角が違います、この記事では、表現目的に合わせてどのレンズを選ぶのが良いのかを考える元になる情報になると思います。
この記事が参考にした動画は下記のリンクから閲覧できます。
レンズの画角に合わせた表現と使い方など記載していますので良ければ読んで行ってください
18mmから24mm、今の時代もっと画角の広いレンズもありますね。
超ワイドレンズは、ショットサイズでも触れますが、ダブリッシングショットと呼ばれる、風景や地形・環境、SFやファンタジーであれば、未来的な都市をみせたり、郊外の植物プラントやお城など映画の世界観を見せたり、時刻(夕景のショット等)を見せたり、自分と巨大宇宙船を対比で見せてスケール感を見せたりと表現できます、
基本的には、場面や世界設定の説明に使われるショットに良く使われる画角ですね。
youtubeでの撮影などでは、人物と背景を同時に見せれらる(自撮り撮影のときなど)ので好んで使われていますね。
また、超広角レンズを使うところで、狭い空間を広く見せることも出来ますね。
また、広角なのを活かして、人物のクローズアップと背後の風景を同時に見せることもできます。今のレンズは性能が高いですが、広角レンズで画面の端に人物を入れると、レンズの歪みで人物の顔も歪んでしまうことがありますので注意ですね。
超広角を凌ぐフィッシュアイレンズもありますが、これは撮影で使うには特殊で、表現も特殊なので、ここでは省きます。
24mmから35mm
基本的には超ワイドレンズと同じような効果を得られます
狭い空間でも空間を広く見せることが出来る特徴がある、超ワイドと同じように画角ないに人物の動きと背景を同時に見せることが出来る。
空間の中でキャラがどう動いているかを見せたい場合に重宝します。
その他、人物と対象の大きさの比較を見せる時によく使われます、
ツーショットで撮影した際にキャラ同士が離れているように感じさせる、見た目もそうですが心理的な距離感も表現出来る。
広角レンズは人間の視角よりも広いので観客の視点に影響を与えるのに最適です。
超ワイドからワイドレンズは、カメラをジンバルなどに設置して、ドリーズームなどすることで、画面端の風景が早く流れて行くのでスピード感を見せるにも使えますね。
35mmから50mm
スタンダード画角は、人の目に近い画角なので自然な絵を作る時に選択される、観客が画面の中で、自分の目で実際に見ているような画角なので、リアリティーを出しやすい。シーンの登場人物と同じ画角なので没入感を出しやすい効果も考えられる。
35mmレンズだけで撮られた映画も存在します、
ドキュメンタリー系の作品などと親和性が高そうですね。
70mm〜
望遠レンズは通常、遠くの被写体を撮影する際にしようされます、映画などでは、キャラが対象を遠くから見ている演出の時に使われがちですね、
望遠レンズには圧縮効果があります、これは、群衆の中にいる(圧縮効果で背景や周りに人がぎゅうぎゅうにいるように見せられる)主人公を分離するのにも最適です。
望遠で常にメイン被写体にピントを合わせる事で、被写体を浮き上がらせる事ができます、条件としては、被写体以外の人が動いていたりとピントが常に合っているのが被写体だけの状態にする必要がありあそうですね。
マクロレンズは極端なクローズアップ撮影に使います、
マクロレンズは倍率と、最短撮影距離(最短焦点距離)があります。
倍率は、1:1で実際の画像と同じサイズで撮影できます、5:1など拡大率をもつたいぷもあり5:1なら実施あの画像サイズの5倍で撮影出来る。(当然お値段も高くなりますね)
最短撮影距離は、撮影対象に対して近づける距離(ピントが合う最短距離と考えるとわかりやすいです)
マクロレンズでも、広角レンズから望遠レンズがあります、遠目から影を落とさずにクローズアップ撮影をしたい場合は望遠のマクロがおすすめ、虫や手元の小物を撮影する場合ですね(手元の小物なら、ライティングでカバーはできますけどね)
広角のマクロレンズなら、広角の特性を活かして、手前の撮影対象をマクロで撮りながら背景を見せる事ができますね。
マクロは推理ものであれば、解決のヒントになる証拠のインサート映像や、新聞など細かい文字を読んでいるキャラが見ている文字を写したりする事が可能です。
レンズは他にも変わったものがあります、
ティルトシフトレンズは映画で度々みることができますね、このレンズを使うと、画面の上下にボケを作り、その視覚効果で撮影対象が、ミニチュアを撮影しているように見えるレンズです。
アナモフィックレンズ、このレンズは映画ではよく使われているレンズですね、横長のシネマスコープ映像を撮影するレンズです。
このレンズは映像を横に引き伸ばす特性上、光の光線が横に広がる特徴があります。
このようにレンズにはさまざまな画角があり、撮る対象や、何を見せたいかで画角を選んでいきます、単純な見た目や、心理的な効果を狙って選んでみると、何をなんのために撮影しているのか撮影に意味を持たせることができますね。
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