前回の記事の続きになります、この記事では、題名の通り映画撮影の時のライティングにつていの記事になります。
前回は、光の説明などから入ったので内容薄く感じたかもしれませんが今回は実際のライティングのパターンなどを知ることができます。
記事では出きるだけ小規模での撮影を想定している事もあり、大規模なライトセッティングなどの情報は省いて記載しますので、実際の映画撮影での大規模ライティングの例などが見たい場合は下の動画で確認してください。
被写体を照らす最も一般的な方法は、被写体に向けられた3つの光源を持つ3点照明です。
その3点とは、キーライト、フィルライト、バックライトです、
キーライトは主要かつ最強のライトです、被写体を照らすメインのライトですね
フィルライトは、キーライトにより出来た影を抑えるのに使われます。
最後のバックライトは、被写体の後ろから当て、被写体のエッジ部分に光の縁を作ることで背景から被写体を分離するのに使います。
フィルライトは通常、光の強度を下げてより拡散した光にします
目立たないイメージを作るには暗くするか、使わないこともあります。
ハイキーやローコントラストのイメージの場合は、フィルライトの強度はキーラートに近い明るさにします。
ネガティブフィルは、不要なフィルライトをブロックしてコントラストを高めるプロセスです。
フィルライトとキーライトの違いは、画像の光と影の違いを表すコントラスト比に影響します。
これによりフィルライトがシーンのムードに影響を与えることができます。
バックライトの種類には被写体の特定の領域に焦点を合わせるエッジライトが含まれています。
ヘアライトは、通常被写体の頭に向けて下向きに照射し、髪にハイライトを入れます。
キャッチライトは目の光源の小さな反射であり目に生命と深みを与えるのに役立ちます。
これらライトのさまざまな組み合わせと配置により、一般的に使用される被写体照明のセットアップが組まれます。
レンブランドライティングは、キーライトをわずかに高く配置し(一般的には被写体に対して45度の角度)フィルライトを暗くする3点セットアップによって実現できます。
レンブラントライティングでは被写体のフィルライト側の目の下頬骨に逆三角形のハイライトが入るのが特徴です。
バタフライライティングは二つのライトのみを使用します、
被写体の真正面に高角度で配置されたキーライトが特徴で、被写体の鼻の下に蝶形の影が入ります。
ループ照明は、同様のアプローチですが、被写体の顔から45度の角度にライトを設定し目の線のすぐ上に配置します。
ループライティングは被写体の顔を長く見せる効果があるので、楕円形の顔を持つ俳優によく使用されます。
補助光なしで被写体の半分にあたりキーライトを指す、分割照明というものあります
分割照明はしばしば不吉な雰囲気や謎の感覚を作る時に劇的な印象を作成します。
オーバーヘットライティングとアンダーライトもあります
オーバーヘッドライティングまたはトップライティングは俳優の頭上にライトを配置することで目を覆い隠すために使用できます、
アンダーライティングは被写体の下にライトを配置します、そうすることで顔の影が不自然にみえるため、古典的なホラー映画ではアンダーライトがよく見られます。
どちらのアプローチも際立った影を作り、被写体の顔の骨構造強調することができます。
撮影は、複数の被写体が含まれている場合があります、
複数の被写体を撮影する場合、撮影監督はどこに注意を向けるべきかを考慮する必要があります。
単一被写体照明の一般的なルールの多くは、複数人の照明にも使います。
多くの場合はフレーム内の各被写体のフェイスライトにキーライトがありフィルライト、バックライトで設定します。
しかし、これは各被写体が独自の3つのライトのセットを必要とする意味ではありません
光源の配置位置によっては、二つ以上の被写体のキーライトとして機能させることもできます。
または、あるキャラのキーライトを別のキャラのフィルライトにする事もできます
同様のテクニックをバッククロスライティングとも呼ばれてます。
クロスキーライティングで被写体の背後にあるライトが1人のキャラのキーライトとして機能し、もう1人の被写体のバックライトとして機能します。
被写体を照らすことはライティングの半分にすぎません。
場所を照らすことは何十もの異なる光源をひつようとする複雑なセットアップが必要です。
撮影監督は通常、照明が場所によって動機付けされていることを目指します。
演出によっては動機づけを気にせず自由なライティングをする事もあります。
日中の屋外撮影は通常太陽の気まぐれ、天気によって左右されるため、屋外撮影のスケジュールは1日の天気、時間を意識する必要があります。
ほとんどの撮影では太陽を被写体の顔に直接あてて撮影することは避けられます。
そのため多くの場合は、被写体は太陽に背を向けて配置され顔に光がより柔らかく反射し太陽がバックライトとして機能するようにします。
大きめなセットでは、巨大なスクリーンを使用して太陽光を拡散してカメラの露出をコントロールします。
動画はまだ続きますが、内容がガチ映画撮影のライティングについて、こういうやり方がありますよって内容で個人での撮影にはあまりにもハードルが高かったので省きます。
ライティングは撮影技術と対になる技術ですが、奥が深いし、技術と機材の組み合わせなど複雑に絡み合っているので、また別に記事にて紹介できればと思います。
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